さて、またしてもXにおいて議論の端っこを担う感じになってしまいました。
私は前職湘南美容外科で4年、開業してもうじき9年の計13年この業界にどっぷりなわけですが。
忖度なく、自分の13年のキャリアで感じたままを書こうと思います。
1. そもそも「何が同じで、何が違うのか」
共通点(本質)
- 有効成分はいずれも A型ボツリヌストキシン
- 作用機序は同一
→ 神経終末での アセチルコリン放出抑制 - 効果として現れるのは
→ 筋収縮抑制・表情じわ改善・多汗改善
つまり、「効く/効かない」の原理は同じです。
少なくとも私のキャリアにおいて、メーカーによる効果の強弱や
持続期間における違いを明確に実感する事はありませんでした。
2. 製造会社による「実質的な違い」
① 製剤設計(不純物・複合体の有無)
- 各社により混入しているボツリヌストキシン以外の物質の有無・量が違う
→ 抗体産生リスク・安定性・拡散性に影響 - ただし、美容領域の通常使用量では差は小さいのが現実
② 認可
- 本邦で認可が通っているのはアラガン社のみ
- ただし、65歳未満の成人における「眉間・目じり」の表情シワに関して「のみ」
つまり他の用途に関しては韓国製と同じ「認可外」
- ただし、65歳未満の成人における「眉間・目じり」の表情シワに関して「のみ」
- 韓国製も基本日本で手に入るものは
韓国で言う厚労省「KFDA」の認可は通っている。
美容医療においては本邦で認可が通ってないものはごまんとあり、
普通に使いまくっています。
しかし何故かボトックスやヒアルに関しては「認可!」「認可!」と騒ぐ人達がいます。
これは一重にア〇ガン社さんのPRとマーケティングの賜物といっても過言ではないでしょう。
③ 梱包・輸送
- アラガン
認可されているので国内発送。
概ね発注から二日程度で届き、冷凍便で送られるため安心。 - 韓国製
発注先は基本的に「輸入代理店」。そこがどのように製剤を仕入れているか不明。
仕入れた製剤を輸送するのか、もしくは製造元に代理発注して輸送するのかも不明。
梱包は年々丁寧にはなっているが、アラガンには全くかなわない。
※ ただし、この梱包と輸送がどれだけ品質に影響するかは未知数。
④ 安定性・品質管理
- アラガン
- 長期の臨床データ
- 厳格な製造管理
- 韓国製
- 製剤によってはコストパフォーマンスに優れる
- 臨床データはほぼなし。
3. 「結局、何が一番結果を左右するのか」
結論から言うと、製剤差はほぼなく、ほとんどの結果の違いは医師要因です。
医師要因の内訳
- 解剖理解(筋の深さ・走行)
- 表情癖の評価
- 希望(動かしたい/止めたい)の言語化
- 希釈・単位配分・注入点
同じ製剤でも、
- 上手い医師 → 自然
- 下手な医師 → 重い・不自然・効きすぎ
ある韓国製のものの方がアラガン社より「広がりやすい」という報告もありますが、
希釈を変えればよい話なので医師要因として割愛します。
4. 消費者はどう選ぶべきか(実践的指針)
① 「製剤名」より「誰が打つか」
- 製剤を指定するより
→ 症例・経過写真・説明力を見る - 「この先生はこの製剤をどう使い分けているか」が重要
② 極端に安い理由を理解する
- 安価=必ずしも悪ではない
- ただし確認すべき点:
- どのような品質のものか
- 希釈しすぎていないか
- 単位を誤魔化していないか
③ 少しでも心にひっかかりがあるならアラガンで間違いなし
- 継続してうっていくため、1円でも安くしたい
→ 韓国製 - 万が一にもの安全安心
→ アラガン社
※ 最後は自己責任で。
横山はよく「松坂牛とオージービーフ、どっちを選ぶ?それと同じだよ」
って説明します(^_-)-☆
松坂牛だって100%安全、なことはないですよね(^_-)-☆
ちなみに私はアラガンが大好きです。
教育に熱心だから。
もちろん教育は最大のマーケティングだとは思いますが、
ここまで短期間で美容医療が日本で発展したのは、間違いなくアラガンの功績だとおもいます。
あと、アラガンにとって都合悪い事も私は発信するわけですが、
そんな私を講師業などに招いてくれます。
この辺りのフェアな感じはさすが外資、といったところです。
5. まとめ(端的に)
- 成分は同じ、違いは設計と品質、ただしどこまで違いがでるかは不明
- 臨床結果の大半は医師の技量で決まる
- 消費者は
→「製剤」ではなく
→「説明が論理的で、症例の再現性が高い医師」を選ぶべき
つまり、あいちビューティークリニックで治療をうければよろし!!!





