美容医療の現場では、頬や顎下の脂肪についてよくこんな表現をします。
「顔の脂肪は財産」
これは、適度な脂肪があることで若々しい丸みと柔らかさが保たれ、こけ過ぎや骨っぽさを防いでくれるという意味です。
(骨ばって、ガイコツっぽくなると一般に「老けて(死)」みえます。)
しかし一方で…
「すでに垂れ下がってしまった脂肪は“負債”である」
とも言えるのです。
垂れやたるみを放置してしまうと、年齢より老けて見えたり、フェイスラインがぼやけてしまったり…。
この“負債化した脂肪”こそ、私たちが脂肪吸引をおすすめする大きな対象になります。
■ なぜ「顔の脂肪=財産」と言われるのか?
顔面の脂肪は、頬のボリュームやふっくら感に寄与し、若々しく健康的な印象をつくります。
目の下から頬にかけての適度な脂肪は、光の当たり方を柔らかくし、シワや影を目立ちにくくする効果もあります。
このため、安易に頬の脂肪を全部取ってしまうと…
● 頬がこけて老けて見える
● 目の下が影になり疲れた印象に
● 顔全体のバランスが崩れる(頬の重心が下がる)
といった問題が起こりやすいのです。
つまり、脂肪は「あるべき場所に、適量あれば財産」なのです。
■ では「負債化した脂肪」とは何か?
年齢や体重変動、遺伝的な骨格の影響によって、頬や顎下の脂肪が下方向へ移動し、皮膚そのもののたるみを引き起こしてしまった状態を指します。
この状態では、
✔ 顎下ラインがだらしなくなる
✔ 頬が下がり老けた印象に(法令線、マリオネットラインが強調される)
✔ フェイスラインがぼやける
といった見た目の悩みを訴える方が非常に多いです。
そしてこの“たるみ”は、単に脂肪量が多いだけではなく、皮膚・筋膜・脂肪の位置関係が変化してしまっているため、「見た目年齢」に大きく影響します。
■ 脂肪吸引の役割と限界
脂肪吸引は、余分な脂肪を適切に除去し、フェイスラインをシャープに整える有力な方法です。
しかしポイントは、
「こけてしまう部分は取らない」
ということ。
頬の上のほうや、目の下・こめかみなど、脂肪が少なくても大切な“クッション”として働く部分は残すべきです。
逆に、
● 顎下のたるんだ脂肪
● 下方向へ移動してしまった頬の脂肪
こうした“負債化した脂肪”を見極め、除去することで、
✔ フェイスラインの引き締め
✔ 顎〜首の境目の改善
✔ 若々しく整った顔立ちの実現
といった効果が期待できます。
さらに、当院では脂肪吸引と同時に皮膚の引き締め治療(VASER波、糸リフトなど)を組み合わせることで、より綺麗な仕上がりを目指しています。

イメージとしてはこんな感じ。
垂れ下がった頬の「下の部分」と顎下のみを吸引し、
余った皮膚を吊り上げています。

横からみるとこんな感じ。
顎下の皮膚の「伸びた」感じが、キュっと引き締まって若々しいです。
■ 「たるみ」と「こけ」の見極め方
これは診察で最も大切にしているポイントです。
もちろん症例によりけりですが、すっごく簡単に言えば
✔ 頬の前側〜上側に脂肪が豊富
→ 取るとこけやすい部分=残す
✔ 顎下〜下顎ラインに脂肪が集積
→ 取ることでラインが出やすい部分=除去
この見極めが、結果の美しさを大きく左右します。
■ 脂肪吸引は「やりすぎないこと」が成功の秘訣
顔の脂肪吸引で失敗したという声の多くは、
「取りすぎてしまった」
「バランスを考えずに吸引した」
というケースです。
だからこそ、当院では、
● 解剖学的知識
● 長年の経験
● フェイスバランスの美的感覚
を総合して、最適な量の脂肪除去を行っています。
■ まとめ:脂肪は「財産」であり「負債」である
頬や顎下の脂肪は、場所と状態によって
「残すべき財産」
「除去すべき負債」
に分かれます。
顔の脂肪吸引は、丁寧な見極めと技術によって、
✔ フェイスラインの改善
✔ 顔全体の若々しさUP
✔ 自然でバランスの良い仕上がり
を叶える、とても有用な治療です。
もし、
「頬や顎下のたるみが気になる…」
「フェイスラインをシャープにしたい」
「でも、こけた顔にはしたくない…」
と感じているなら、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの“財産”を守りつつ、“負債”を賢く解消する治療プランをご提案します。





