脱脂?脂肪注入?裏ハムラ?目の下のクマ治療の“最適解”をタイプ別に徹底比較【形成外科の視点で解説】

「脱脂と脂肪注入、どちらが良い?」「裏ハムラの方が再発しないって本当?」

クマ治療には複数の方法がありますが、適応は人によって大きく異なり、最適な治療は“クマのタイプ・骨格・皮膚の質・脂肪の量”で変わります。

この記事では、

  • 脱脂だけで改善するケース
  • 脂肪注入が向いているケース
  • 脱脂+脂肪注入が必要なケース
  • 裏ハムラの方が適しているケース

    をわかりやすく整理し、さらにダウンタイム・価格相場・再発リスクの違いまで詳しく解説します。

    「自分にはどの治療が合うの?」と迷っている方が、この記事を読むだけで最適な治療の方向性が分かるつくりにしています。

    脱脂・脂肪注入・裏ハムラのどれを選べばいいのか。適応を解説

    クマ治療は見た目以上に複雑で、どんなクマのタイプにどんな治療が必要なのか「診断」が重要です。

    同じ“クマ”という呼び方でも、原因が違えば治療結果はまったく変わってしまいます。

    実際、カウンセリングで多いのは、

    脱脂すれば全部良くなると思っていた

    脂肪注入だけでよかったのに、
    脱脂を勧められた

    裏ハムラがいいとSNSで見て、迷っている

    というお悩み。結論から言うと、

    • クマの原因(脂肪の量・凹み・骨格)
    • 皮膚の質
    • 年齢による変化

    を総合的に見て決める必要があります。

    以下で“適応の違い”を一つずつ丁寧に解説します。

    脱脂だけで改善するパターン

    もっとも分かりやすいケースは、

    目の下の膨らみ(眼窩脂肪)だけあるタイプです。

    適応

    • 若年者に多い
    • 皮膚が厚い
    • 凹みがない(ティアトラフやゴルゴラインに)
    • 脂肪が前に飛び出しているだけ
    • 骨格の凹みが少ない

    このタイプでは“余計な脂肪”だけを取れば影が消え、

    手術の中でも最もダウンタイムが軽い治療になります。

    ただし問題なのが、

    脂肪を取りすぎると目の下に凹みの影ができて逆に老けるという落とし穴。

    「脱脂したら今度は凹みクマが出てきた」という相談は多く、

    適応外の人に“脱脂のみ”を行うとトラブルが起こりやすい治療でもあります。

     脂肪注入だけで改善するパターン

    適応

    • 膨らみ(眼窩脂肪)がほとんどない
    • 骨格的なくぼみが原因
    • 加齢で目周りの脂肪が萎縮している
    • 頬の位置が下がり、目の下に段差が生まれている
    • 過去に脱脂をしている(眼窩脂肪は無くなっていて周囲が痩せてきた)

    脂肪注入だけで“ふっくらと自然なハリ”が戻り、

    影のラインが消えて若々しい印象になります。

    特に、

    • ゴルゴライン
    • 頬骨下の影
    • 目頭側の細い溝

    のように「細かい影」がある人は、注入治療との相性がとても良いです。

     脱脂+脂肪注入で改善するパターン

    適応

    • 上では眼窩脂肪の膨らみがあり、その骨格のくぼみ(ティアトラフ)がある
    • その段差が軽度で「黒く見える」

    このタイプでは、

    「脱脂で膨らみを整え、脂肪注入で軽度の段差を滑らかにする」

    という方法が最も負担が少なく、自然な仕上がりになります。

    仕上がりの特徴は、

    • 元々の顔立ちの印象を壊さず自然
    • クマの原因を立体的に解消
    • 中長期での安定感が高い

    脱脂+脂肪注入は、20~40代のクマ治療の王道パターンでした。

    脂肪注入でのしこりや最近では脂肪を取られすぎると、くぼみが強くなり修正できない症例や数年経って上まぶたのくぼみ目が悪化するなど、マイナス面も報告されています。

    そこで近年では当院でのほとんどの症例がハムラ法になっております。

    裏ハムラが最適なパターン

    裏ハムラ法は、「脂肪移動で段差そのものを無くす治療」です。

    取る・入れるではなく、“配置を変える”のが最大の特徴。

    適応

    • 脂肪の量が多く、単純に取るだけでは不十分
    • 骨格の凹みが深い
    • くまの段差が強い
    • 再発が心配
    • 長期結果を重視したい

    裏ハムラは脱脂+脂肪注入では埋められない凹みがある方が適応となります。

    脂肪注入で無理して凹みを埋めようとすると必ずしこりになってしまうため、そんな時に裏ハムラ法が適しており、10年単位でクマの悩みから解放されるケースも多い治療です。

    ダウンタイムの違い

    脱脂

    • 腫れ:軽度
    • 内出血:1週間前後
    • メイク:数日で可能
    • 仕上がり:1ヶ月程度

    脂肪注入

    • 腫れ:中等度
    • 内出血:1~2週間
    • 定着まで:3ヶ月程度

    脂肪は“むくみ→一部吸収→馴染む”の流れがあり、完成まで時間がかかるのが特徴。

    脱脂+脂肪注入

    脂肪注入と同程度。

    腫れはやや出る傾向だが、仕上がりは自然。

    裏ハムラ

    • 腫れ:中等度
    • 完成:1ヶ月程度
    • ダウンタイムは少し長いが、結果の安定感も最も高い。

    当院のやり方では脱脂と変わらないダウンタイムで済むことも多い。

    費用相場の違い(一般的な目安)

    • 脱脂:15~20万円
    • 脂肪注入:25~40万円
    • 脱脂+脂肪注入:40~60万円
    • 裏ハムラ:25-30万円

    裏ハムラは切開操作や時間を要するため、脱脂よりやや費用が高くなるのが一般的です。

     脱脂・脂肪注入・裏ハムラに関するQ&A

    脱脂+脂肪注入と裏ハムラ、再発リスクはどれくらい違いますか?

    結論:裏ハムラの方が圧倒的に再発しにくいです。

    理由は以下の通り、

    • 脂肪の“飛び出し”の原因である眼窩隔膜を補強できる
    • 脂肪を移動させて段差そのものを無くすから
    • 脂肪を取るだけの脱脂に比べ、構造的に長持ちする

    ただし、適応が合わない方に裏ハムラを行うと微調整が難しいこともあり、

    術前の診察での見極めが最重要になります。

     脂肪が多い人は「裏ハムラ+脱脂」併用はありますか?

    あります。

    特に脂肪量がかなり多い場合、裏ハムラだけでは脂肪をうまく移動しきれず、移動しつつ、一部を脱脂するというハイブリッド法が最適なことも。

    皮膚の余りは少ないが切開は避けたいです。裏ハムラ+脂肪注入は可能?

    “軽度の皮膚余り”であれば十分可能です。

    裏ハムラで脂肪を移動し、脂肪注入で微調整すれば、切開せずに滑らかな仕上がりを作れます。

    ただし、

    1. 皮膚の余りが多い
    2. たるみが強い

    などの場合は切開も視野に入れた方が自然な仕上がりになることがあります。

    まとめ

    • 単純な脂肪の膨らみ → 脱脂
    • 骨格的な凹み → 脂肪注入
    • 凹み+膨らみ → 脱脂+脂肪注入(最も多い)
    • 段差が深い・再発が心配 → 裏ハムラ

    クマ治療は「どの手術がいいか」ではなく、

    “自分の目元がどう変化しているか”を知ることがスタート地点。

    ぜひ、一緒に選んでいきましょう。

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